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 この度、第35回日本脳腫瘍学会学術集会を2017年11月26日(日)−28日(火)にJRホテルクレメント高松・サンポートホール高松で開催させて戴くことになりました。香川大学脳神経外科教室にとりまして大変光栄に存じておりますと共に、重い責任を感じております。私がこの学会に初めて参加したのは第4回日光脳腫瘍カンファランスが阿蘇で開催された時と記憶しています。それ以来、留学時代を除きほとんど参加しており、多くの印象的な学会を思い出します。本学会は、脳神経外科を中心に神経病理、神経放射線、基礎医学の先生も加わり、脳腫瘍について最先端の基礎・臨床研究について活発な議論を行う場として発展してきました。人里離れた地で、夜を徹してワインやお酒を飲みながら朝まで議論する学会として発展して参りました。このような学会を香川で開催できることをほんとうに光栄に存じております。
 この約35年間の脳腫瘍研究の進歩はすばらしく、遺伝子解析などの分子生物学的研究を加えて発展してきました。この学会から研究に興味を持ち世界へ羽ばたいた先生方も多数おられますし、この学会から世界に新しい知見を発信させたいという想いから「日本から世界へ」をテーマに致しました。世界に発信すべき基礎的および臨床的研究について総合的に討論を行い、会員の皆様のご協力の下、有益な学術集会にしたいと思っております。
 特別講演には、私の留学時代に指導戴いたChiocca EA教授(Chairman, Neurosurgery, Brigham and Women's Hospital, Professor in Neurosurgery, Harvard Medical School)、小児脳腫瘍研究支援委員会の援助によりAmar Gajjar教授(Co-Chair, Department of Oncology, Interim Chair, Department of Pediatric Medicine, Director, Neuro-Oncology Division, St. Jude Children's Research Hospital)、またReardon DA教授 (Associate Professor, Medicine, Harvard Medical School Clinical Director, Center for Neuro-Oncology Medical Oncology, Dana-Farber Cancer Institute)の3人の先生をお招きする予定であります。また世界でご活躍の日本人研究者として、笠原 典之 先生 (Professor, Department of Cell Biology, Department of Pathology, University of Miami) 、中野 伊知カ 先生 (Professor, Department of Neurosurgery, University of Alabama at Birmingham) 、脇本 浩明 先生 (Brain Tumor Research Center, Massachusetts General Hospital)をお招きする予定であります。 その他、教育講演、シンポジウムなどを企画する予定です。一般演題は250演題以上の応募を戴き、厚く御礼を申し上げます。多くの演題は、例年通り、ポスターセッションとして遅くまでお酒を楽しみながらディスカッションできるようにと思っております。エクスカーションは、昼食にうどんを食するツアーを組ませて戴きました。会の合間に少しリラックスして戴ければ幸いです。ただ、最近は参加者も増え、宿泊などでご不便をお掛けしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
 香川県の最新のキャッチフレーズは、「カッコつけます。(うどん県)」でございます。四国88カ所巡りも有名ですが、1200年以上続いている理由は、「お接待(おもてなし)」の文化が根付いているからだと思っています。我々もカッコつけて、(脳腫瘍研究)と(うどん)と(おもてなし)で学会を楽しんで戴けるようにしたいと思っています。
 第35回日本脳腫瘍学会学術集会が皆様にとりまして有意義なものになるよう、ご協力をよろしくお願い申し上げます。 

2017年10月
  第35回日本脳腫瘍学会学術集会
  会長 田宮 隆 (香川大学脳神経外科)